Vipassana

自己観察型の瞑想ヴィパッサナー

  • 人間の悩みの原因は
    「思考」である

    多くの人は「考える」ことこそ人間らしさだと思っていますが、私たちが考えていることのほとんどは、生きるうえで必要な「思考」ではありません。過去を思い出しては後悔したり、未来を考えては不安になったり、私たちはいつでもどこでも終始「思考」しているのです。これでは心が休まるはずがありません。
    しかもその思考のほとんどは、心配しすぎであったり、考えてもどうしようもないことであったり、被害妄想であったり、事実でないことも多いのです。そしてたちの悪いことに、このような思考はコントロールが難しく、次々と連鎖的に生まれていき、悩みはますます大きくなっていきます。ヴィパッサナーは、自分の思考を観察することで、繰り返される無駄な悩みのループに気付き、そこから自分を解放するための『心を育てる』方法です。心にある悩み・苦しみ・不安が無くなり、もう二度と、怒り・憎しみ・欲・嫉妬などの感情に悩まされない心の状態を得られるようにします。

  • 乱されない心を育てる
    ヴィパッサナー瞑想

    ヴィパッサナー瞑想では、今ここの《動作、行動、感情》をひとつひとつ丁寧に観察し、徹底的に自分を客観的に見る訓練をします。
    心を育てるためには、自分の内側に意識を向け、自分の思考や感情がどのように動いているのかに気付くことが重要です。

  • 心は鍛えることができる

    私たちの心は、ちょっとしたことで感動したり、悲しくなったり、暗くなったりしてしまいます。「心を鍛える」ということをしていないので、まだ育っていない子供のようなものです。逆に言えば、きちんとトレーニングさえすれば、揺るがない心にどんどん成長していけるのです。ヴィパッサナーを実践していると、人からなんと言われようと、誉められようとけなされようと、心の中に感情の波が起こらないようになっていきます。どんな時も心に波が立たないので、物事を正確に見ることができたり、冷静に判断することができ、悩むこともなくなっていくのです。

  • Samatha

    サマタ瞑想について